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 長谷工シニアホールディングス(東京都港区)はこのたび、コミュニケーションロボットNAOを用いて行う介護予防体操アプリ「NAO版ゆうゆう体操」を開発。ホールディングス傘下の生活科学運営(同)およびセンチュリーライフ(同)が運営する全国の老人ホーム23施設に導入した。

 

 「NAO版ゆうゆう体操」は、グループ会社の長谷工アネシス(同)とロボットのモーション開発を手掛けるフューブライト・コミュニケーションズ(同中央区)が協働して開発したもの。健康寿命の延伸を目的に、介護予防運動指導員が監修して作成された。

 これまではPepperを用いた同様の体操を行っていたが、NAOは足が動くため、椅子に座った状態での足の運動を実演することできる。

 

 今回の導入により、NAOが介護予防運動を指導するスタッフの代わりになり、体操の方法や効果を音声と画面を使って説明するほか、毎日異なる話題提供などを行うことが可能になった。運動をはじめとしたアクティビティをロボットに任せることで、施設スタッフの負担軽減につながるうえ、入居者の参加率や満足度も向上しているという。

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