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 外国人介護スタッフの定着支援などを手掛けるメディパス(東京都品川区)は5月26日、高齢者住宅新聞と共同で「介護職外国人採用支援フェア」を秋葉原のUDX(同台東区)で開催する。今後、制度詳細が固まりしだい介護職技能実習生の送り出し機関になることを想定している8ヵ国・20機関がブース出展。介護事業者や医療機関などが来場し自由な情報交換の場を提供する。介護職の外国人採用イベントとしては日本初・最大規模になる。

 「外国人採用に向けてアジア各国に担当者を派遣し調査活動ができるのは大手に限られる。中小事業者に現地のリアルな情報を届けたい」(小田弘取締役)

 参加国はベトナム、フィリピン、インドネシア、中国、タイ、ミャンマー、モンゴル、ネパール。当日は小田取締役による技能実習制度の概要・注意点の説明や、すでに多くの外国人スタッフが働く社会福祉法人伸こう福祉会の足立聖子理事長が外国人スタッフ定着の秘訣について講演する。

 参加費は1名2万5000円(同一法人から2名以上参加の場合は1名2万円)。
 同社ではベトナム語、インドネシア語、英語、タイ語、ロシア語、中国語に対応した介護研修動画をリリースする。これはいつでもどこでも介護の知識・技術に関する動画を見て勉強できる研修システム。まずは6ヵ国語に対応した30コンテンツを用意する。

 「来日前に研修をしているといっても、どんな研修をしているのか日本からは見えにくい。例えば『来日前に○番と○番を勉強するように』などの使い方を想定している」(小田取締役)

 また、この動画の特徴は日本の文化・生活様式などがアップされている点だ。電車の乗り方、銀行の利用方法、買い物などは来日したばかりの外国人にとっては難しい。来日前に動画で理解しておくことで生活におけるストレスを軽減できるとみている。

 研修動画は元々日本人向けに開発されたもので、介護の基本的な内容のほか、介護福祉士、初任者研修などの資格取得向けの内容もあり、コンテンツ数は約700に上る。

 

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