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 7月4日、京浜急行電鉄(東京都港区)は横浜国立大学(横浜市)と「産学連携の協力推進に係る協定」を締結。電動小型低速車を導入した新しい交通システムの構築に向け、協定が執り行われた。高齢者等の外出機会の創出やコミュニティの再構築のため、実証実験を実施していくという。

 今回の協定により、京浜急行電鉄の沿線で長年培ってきたまちづくりのノウハウと、横浜国立大学がセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムに参画し、積み重ねた交通システムに関する研究の実績と経験が融合されることになった。

 現在、京浜急行電鉄の沿線地域において高齢者が増加しており、地域の地形が急こう配であることから、地域住民の移動が困難とされている。そこで、このような課題を抱える横浜市金沢区富岡エリアの一部地域において、課題解決に向けた実証実験が今年秋に行われることになった。

 実証実験では、「電動小型低速車」を使用。交通システムの改善策として、実験の中で扱われる。「電動小型低速車」は既定のバスでは通れない小道も小型の車体のため通ることができ、登坂力に優れているため急な坂にも強い。また、低速移動のため、一般車両より安心して運転できる。利用対象者は高齢者や移動弱者。各地域の特性を生かし、今後も沿線の魅力を向上させる事業を行っていくという。

 

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