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 公益社団法人全国老人保健施設協会(全老健・東京都港区)が主催する「第26回全国介護老人保健施設大会」が9月2日から3日間神奈川で開催され、老健職員など、5540人が参加をした。

 パネルディスカッションでは、神奈川工科大学先進技術研究所の山本圭治朗所長がコーディネーターを務め、神奈川県立保健福祉大学の藤井直人非常勤講師や富士ソフトの本田英二副本部長が「ロボットの安全性」について議論した。

 藤井氏からは「今後、介護ロボ普及のためには検査基準の統一化が必要」という意見が出され、本田氏は「製品化前の品質検査には技術者以外の外部の幅広い年齢層に参加してもらうことが重要」と述べた。

 シンポジウム?「報酬改定の流れから読み取れる老健施設の方向性~地域包括ケアと老健~」では、国立研究開発法人国立国際医療研究センター 宇都宮啓企画戦略局長・国際医療協力局長、一般社団法人日本介護支援専門員協会 鷲見よしみ会長、全老健 折茂賢一郎副会長が登壇。

 「介護職・医師・看護師・リハビリ職など多様な人材が勤務し、介護・医療両方のサービス提供が可能な老健が、地域包括ケア体制の中で果たす役割は大きい」という点で意見の一致を見たが、「老健の中には『老健の特養化』を是とする人たちがまだいる。老健に求められている役割を十分に認識すべき」(宇都宮局長)などの課題も示された。

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