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山口市を中心に73の事業所をもつ青藍会グループの社会福祉法人青藍会は9月1日、地域密着型特別養護老人ホーム「ハートハウス成城」と認可保育園「はあと保育園成城」の複合施設を世田谷区に開設した。これに伴い8月、同区に東京本部を設置。同施設を東京での事業展開の中核事業として運営するという。

同物件は、1階が定員60名の保育園、2~4階が定員29名の地域密着型特養となっている。小学校や公園に面した区有地における公募で選定されたもので、地域密着型特養と認可保育園の幼老複合施設は世田谷区初という。

特養「ハートハウス成城」の特徴は、各階10名以下の定員に対し、共用トイレを4ヵ所設置していること。トイレでの排泄を重視しており、歩行状態の確認や排泄回数を把握して自立支援をサポートする。また、運動や歩行によるリハビリにも楽しく取り組めるよう、施設を囲むように一周続くバルコニーには、ゴーヤやぶどう、季節の花などを植えている。居室面積は約8・5平米。提携医療機関は下田総合病院だ。

同法人の東京事業統括部の部坂佳生部長は「人口90万人、待機児童全国最多の世田谷区において、これまで培った高齢者福祉と保育事業の実績を活用し、地域包括ケアにおける幼老一元化を実現したい。また、東京と山口の人事交流・技術交流などを通じて、相互にサービスの質向上を図りたい」と語る。

今後の都内での事業展開としては、今年12月に定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所を、来年4月には、認可保育園「はあと保育園成城・喜多見分園」(定員21名)を開設予定。2020年4月にも、複合型福祉施設「ハートハウス神宮前」を開設予定だ。

 

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