医療ニーズも広く対応 都内に6月開設
全国で動物看護師によるペットシッターサービスを提供するCARE PETS(東京都千代田区)は6月、利用者が飼い犬と通えるデイサービスを都内大田区に開設する。代表は、日本介護福祉グループの創業者でもある藤田英明氏。デイの利用者に対する既存事業との相乗効果も狙う。
ペットと通えるという設計は、先行展開するペットシッターの利用者の47%が高齢者だったことから着想した。依頼の理由も、「足腰の状態が悪く、ペットの世話が十分にできない」「ペットを置いて外出できない」などが多かったという。そこで、「利用者が楽しんで出かけられるデイサービス」をコンセプトに開設されるのが「デイサービスわおん」だ。ペットと通えるだけでなく、保護犬を受け入れて、デイで触れ合えるようにする予定だ。
「利用者に噛みつく危険性や、衛生上のリスクから、都の承認を受けるには時間がかかった。動物好きな職員で、しっかりケアしたい」と語る看護師の有阪忍管理者は、自身も、休職期間中に「愛犬からエネルギーをもらった。動物の癒し効果を実感している」という。
「わおん」では、胃瘻や気管切開など広く医療ニーズに対応するほか、理学療法士も在籍する。
「子供も立ち寄れるようなデイを目指す。ペットも含めた共生社会を体現したい」
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