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リエイ(千葉県浦安市)は12月11日、取引先企業や介護事業者など500名以上を招いて「35周年〜そして明日へ〜リエイ 感謝の夕べ」を舞浜のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルで開催。介護事業やフードサービス事業などについて、今後のビジョンを示した。

 

リエイは、1980年に企業・法人向け福利厚生サービス事業会社として設立。99年に「コミュニア24事業部」を発足して、介護業界に参入した。国内では、47ヵ所で有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム、デイサービス、訪問介護などを展開している。
同社は、国内で培った介護のノウハウを活かし、他社に先駆けて海外での介護事業展開を開始している。日本の介護の良さをアジア各国の現地文化・習慣に融合させた「日本的介護」の提供を目指し、2003年にタイへ進出。11年に中国の北京へ進出後は、中国における事業展開に注力してきた。12年に、
北京で小規模多機能型施設の運営を開始し、13年〜17年の5年間で、上海、成都、南通に3施設(計570床)を開設している。

 

椛澤一社長兼会長は、「18年からの3ヵ年は第一期の拡張期として、3拠点での展開を加速し、中国におけるリエイの『礼愛』ブランドを、日本的介護の代名詞としたい」と語った。また同社は11 月に、産業給食、学校・幼稚園給食、介護食を製造・販売する給食会社「まもかーる」の株式35%を取得したことを明らかにし、フードサービス事業を強化する考えを示した。椛澤社長兼会長は、「祖業であるフードサービス事業のさらなる強化を図る。日本の食に対する衛生管理手法、健康食の優位性を活かし、海外での展開も視野に入れ、介護事業と並ぶ柱に育てていく」と話した。

 

来年5月に板橋区にコンシェール徳丸をオープンするほか、19年度中に大阪にデイサービスを開設予定だ。

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