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店舗名変更でリブランディング

 

ガイア(東京都中央区)は、4月より店舗名を「ガイア訪問看護ステーション」に変更する。これまではリハビリのイメージが先行していた同社だが、名実ともに医療提供についてもケアマネらに訴求していく考えだ。2019年4月に社長に就任した柳慎一氏に話を聞いた。

 

 

──店舗名から「リハビリ」を取る
 当社は2018年3月まで、リハビリ特化型訪問看護ステーションとして拡大してきた。当社設立の10年前は、訪看ステーションにリハ職が在籍している方が少なかった。それが今では全体の半数以上がリハ職を抱えるまでになり、店舗名に「リハビリ」を冠するブランド効果は限定的となった。

 

──現状の拠点数は
 今月、東京都江東区に開設するステーションを含めて16ヵ所、サテライト15ヵ所を含めて31ヵ所となる。現在、24時間対応のステーションは8ヵ所だが、これを徐々に増やしていく。

 

 

──職員数は
 1月時点で看護師常勤84名・非常勤8名、PTを中心としたリハ職常勤が177名・非常勤13名。社内スタッフ含め320名体制となった。

 

 

──社長就任から1年。今後の舵取りは
 リハ特化で成長してきたため、ケアマネを中心に業界内ではまだまだ「リハビリ」のイメージが強い。医療機能の提供体制も充実させていることをもっと周知させる必要があると考えている。そのためのリブランディングでもある。

 

 

医療安全推進室 昨年本社に設置

 

──訪看はマネジメントが難しく、経営が安定しない事業者が少なくない
 私は非医療職の経営者であり、医療職のマネジメントが難しいことは身に染みて理解している。私が明日から医者や看護師にはなれないが、「患者」になるかもしれない。医療提供側の視点ではなく、患者ファーストの考えを浸透させていくことについてはできることは山ほどある。

 

 

──安全対策強化も
 19年5月に「医療安全推進室」を本社に設置し、元ステーションの管理者を専任として置いた。医師らと協力してリスク管理を徹底、医療の質向上を目指す。

 

 

──訪問看護の先行きをどう見ているか
 参入も撤退も多い。全体としては徐々に増えている感覚ではあるが、それ以上に需要の伸びが早い。公的保険制度という枠組みにいることを強く意識し、コンプライアンスを遵守しながら在宅医療に寄せられる期待に応えていきたい。

 

 

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