全国、1146室へ
桜十字グループ(熊本市)は、東京都心部での出店を加速する。2020年春から22年春にかけ、5棟・273室の有料老人ホームを開設する計画。高齢者施設運営大手や不動産会社などと土地取得を競うような優良立地を確保した。
20年春に世田谷区八幡山で54室、その後は新宿区四谷61室、港区白金47室、そして22年4月に渋谷区の青山学院近くに53室での開設が決定。兵庫県西宮市(58室)でも21年の竣工物件がある。
「引き続き都心部で4~5物件の検討案件がある」(事業開発部・増田修一氏)といい、さらに拠点を増やしていく構え。
今年はすでに東京都文京区で2棟、兵庫県芦屋市に1棟の有料老人ホームを開設している。これら3棟を含め現在、熊本、福岡、兵庫、東京で10棟・873室の有料老人ホームを運営。既存エリアでの拡大に加え、名古屋エリアでの開発も検討中だという。
また、これまでは高齢者施設のM&Aで目立った実績はないが、「案件次第で積極的に検討していく」(増田氏)という。グループの基幹事業である病院では正式な公表はしていないが、かなりの数の医療機関を承継している模様。桜十字グループは19年度売上高を約300億円と見込んでいる。
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