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 (社)高齢者の住まいと暮らしの支援センター(東京都世田谷区)は、高齢者施設への入居サポートとして「身元保証」サービスを開始した。保証人を立てることが困難な入居者に対し、同センターが身元保証人を引き受ける。任意後見や財産管理、遺言などのサービスと合わせて展開する。

 退去の際の身柄引き取りや居室内の全財産(残置物)の搬出、原状回復にかかる連帯保証もカバーする。その他、入居契約の立ち合い、ケアマネジャーとの打ち合わせ、運営懇談会への参加など年3回まで無料で対応する。

 同センターはケアマネジャー、介護福祉士、認知症ケア専門士などの介護資格者に加え、弁護士、税理士、司法書士などと連携。特に弁護士は介護関連の知識も有し様々なケースに対応できる。

 「入院時の対応や治療方針、看取りや尊厳死に関わることなど、タイミングを見ながら本人・家族に弁護士らが意志確認を行う」(安藤滉邦副理事長)。

 入居サポートは3プラン。シンプルプランは身元保証、死後事務委任、基本プランは身元保証、任意後見、財産管理、死後事務委任、安心プランはそれらに遺言や尊厳死宣言などの公正証書の事務委任を加える。料金は入会金35万円を含め、シンプルプランで計60万円から、基本プランが計90万円から、安心プランが計120万円から。すべてのプランで月会費1万円から。

 「単身高齢者の増加で施設入居の際、身元保証で困っている方は多い。必要なサービスに絞り込んだプランを用意した」(安藤滉邦副理事長)。

 同法人は2013年に設立。住まいと暮らし、相続に関する相談事業、高齢者の住まい選び専門員養成、専門家によるセミナーなどを手掛けている。弁護士・税理士はそれぞれ約20人、司法書士は約100人ほどと連携している。

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