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 リクルート(東京都千代田区)、リクルートキャリア(同)が主催する「第6回GOOD ACTIONアワード」の表彰式が2月4日に開催。社会福祉法人あいの土山福祉会(滋賀県甲賀市)の特養「エーデル土山」が大賞を受賞。訪問看護事業を運営するソフィアメディ(東京都品川区)はワークスタイルバリエーション賞を受賞した。

 

 

 

残業大幅削減

 

GOOD ACTIONアワードは、リクルートなどが「一人ひとりがイキイキと働くための職場の取組み」を表彰するもので、今回で6回目の開催となる。

 

 

大賞を受賞したのは、あいの土山福祉会の「エーデル土山の超働き方改革」。

月平均残業時間が100時間を超える職員もいるなど長時間労働が常態化し、施設の離職率が40% を超えていたところ、「残業」「腰痛」「メンタル不調」をなくすための取組みを実施。その結果、離職率7〜8%、年平均残業時間0.02時間と大幅に改善。

 

 

全国からの視察件数が年間約40件あり、入職待ちの職員も出るほどになった。

 

 

エーデル土山の廣岡隆之施設長は「設備や新しい取組みの導入段階で『個別に』『背景を含め』『スタッフファーストの思いとともに』伝える。それができれば、介護業界でも働き方改革は絶対に進む。この成功体験を全国に発信して介護業界を変えたい」と語った。

 

 

 

ソフィアメディはワークスタイルバリエーション賞を受賞。2時間単位で取得可能な有給休暇や、育休明けスタッフの正社員再登用、仕事・プライベート両方相談できる弁護士ットラインの設置などの施策が評価され、受賞に至った。

 

 

 

賞の審査員を務めた学習院大学の守島基博副学長は全体を講評して「今回の施策の共通点は、変革を拒む暗黙の壁について丁寧に考えて、取組んでいること。働き方改革が叫ばれるようになった昨今、だんだん深いところでの変革が進んでいくのではないか」と述べた。

 

 

 

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