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官民協働で「歩容解析AI」

 

 宮崎市は9日、エクサウィザーズ(東京都港区)、デイサービスを地元で運営している未来図Labo(宮崎市)との間で研究協定を結び、AIを活用したケアマネジメントの最適化に関する包括的な共同実証事業を始めた。

 

 

 

 

今回の研究協定では、宮崎市の介護分野における「人手の確保」「ケアマネジメント業務の効率化」「自立支援・重度化防止に資するケアマネジメント能力の向上」の3分野に関し、同市と2社が連携・協力し、ケアマネジメントの最適化を進める。

 

 

 

具体的には、エクサウィザーズが独自に開発したシステム「歩容解析AI」を利用し、未来図Laboの利用者83名などを対象にデータを収集・解析、効果検証を実施していく流れ。

 

 

 

歩容解析AIは、5メートルの歩行動画を撮影し、理学療法士のデータを学習したAIが歩行における転倒リスクや介助方法を解析、可視化するもの。実証実験では、宮崎市の地域包括支援センターに所属するケアマネジャーに対し、アセスメント能力の向上を支援し、ケアマネジメント業務の効率化を検討していく。また、スタッフ間でのケア方針の議論や、利用者家族のコミュニケーションの活性化も促していく方針。

 

 

 

今回の実証事業は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務で得られた成果を活用。実証期間は10日から5月31日までの予定。

 

 

 

 

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