国立ダナン大学と提携
介護福祉士の合格発表が3月25日に行われた。青山メディカルグループ(大阪市)のベトナム人職員は40人受験したが、39人が合格。全体では受験者数、合格者数が昨年、一昨年を下回ったが、同グループでは好成績をおさめた。
第32回介護福祉士国家試験は、筆記試験が今年1月26日、実技試験が同3月1日にそれぞれ行われた。受験者数は8万4032人、合格者数は5万8745人、合格率は69.9%。合格率は3年前が72.1%、2年前が70.8%、昨年が73.7%で、ここ4年で最低となった。
同グループの受験者は介護人材教育プログラムで入国しているベトナム人留学生。在留資格「介護」を目指している。
同グループは2016年より、在留資格「介護」を持つ外国人介護従事者の確保・育成を図るプログラムを開始。外国人留学生に対し日本語学校や介護専門学校の学費・寮費の支弁を行い、介護福祉士の取得をサポートしている。これまで同プログラムを活用し、グループ内外含め合計248名(20年度入国予定者含む)の受入、紹介を行ってきた。
またベトナムにおける人材募集、人材育成を行う拠点として、15年にグループの青山ケアサポートの100%子会社Japan Vietnam MCHR consultansをハノイに設立。さらにベトナム国医療省所管のダナン医薬技術大学で日本語必須科目の委託授業を実施するなど、多数の大学、短期大学及び日本語学校と人材育成、人材紹介に関する協定を締結し、本プログラムにおける人材募集の源泉としている。
その他、ハノイ・ダナンにJVMCHR社が日本語・介護の教育センターを設立。日本においてもグループ企業が日本語学校、介護福祉士実務者研修養成施設を設立するなど一貫した日本語教育、介護教育を行っている。募集・教育・入国まで同グループが一元的にサポートし、他のブローカーが介在できないシステムとなっている。
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow @kj_shimbun