NPO法人日本ホスピス・在宅ケア研究会(神戸市)は8月29日・30日の2日間、「第23回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in横浜」をパシフィコ横浜の会議センターで開催する。
日本ホスピス・在宅ケア研究会は1992年の発足以来、医療従事者・介護従事者・宗教関係者、大学教授・患者・市民などが「人が最期まで生き抜くための術」を支える側・支えられる側の立場から研究し続けている団体。年に1回の全国大会は市民の参加も多く、関東での開催は2008年の千葉県以来。
今年の全国大会は“共に創る最期まで「すまい」で生きる社会~在宅ホスピスを促進する新たな地域づくり~”をテーマとし、基調講演には東京家政大学・樋口恵子名誉教授、国立がんセンター・垣添忠生名誉総長の2名を迎える。
命・死・看取り・在宅緩和ケア・ホスピタリティマネジメントなどに関する講演やシンポジウムのほか、アメリカのアーバーホスピスの院長と看護部長がホスピスの海外先進モデルについて語るセミナーなども設けた。
また、最期まで自宅や高齢者住宅で生き抜く社会を目指し、医療・介護とのかかわりが深くない異業種のイノベーターを多数迎えたリレートークセッションも行う。
在宅・施設ホスピス、緩和ケア、看取り、多職種連携、グリーフケアなどをテーマに医療従事者・介護従事者による演題・ポスター発表も同時開催。初日の夜には懇親会も行われる。
参加費は事前登録の場合、医療・介護従事者が8000円、市民・学生が2000円。事前登録は7月15日まで同大会Webサイトで受け付けている。
昨年神戸で行われた全国大会には2日間で4500人が参加。今年は5000人の参加を見込んでいる。大会長を務める小室貴之氏(在宅療養支援グループ楓の風/代表)は「高齢者住宅にフォーカスした大型シンポジウム2本、事業所運営に役立つマネジメント向けセミナー、ワークセッション、体験コーナーなどがあり、学びの機会のみならず情報交換・共有の場としても活用してほしい」と参加を呼びかけている。
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