今年3月にすい臓がんで亡くなった社会福祉法人長岡福祉協会(新潟県長岡市)高齢者総合ケアセンターこぶし園の小山剛総合施設長を偲ぶ会が都内で行われた。主催は社会福祉法人夢のみずうみ村(山口市)、つしま医療福祉グループ(札幌市)、一般社団法人医療介護福祉政策研究フォーラム(東京都港区)。
もともと交流のあったつしま医療福祉グループの対馬徳昭代表、夢のみずうみ村の藤原茂理事長、小山氏が「3人会」を結成し各地で地域包括ケアシステムなどについて講演会を開催していた経緯があり、今回の会が開催された。
一般財団法人高齢者住宅財団の高橋紘士理事長は「小山氏は生活指導員として経験を積みながら介護施設のハードとソフトを分離させるという最大の功績を遺した。利用者の尊厳を守るためのツールを開発するなどプロの介護経営者でもあり、まさにスティーブ・ジョブズ氏のような地域包括ケアシステムのイノベーターだった」と偲んだ。
また、社会福祉法人こうほうえんの廣江研理事長は、「がんだと知って非常にショックを受けた」と当時の心情を語り、「小山さんは天才だった。常に先を読み、仕事を命がけでやっていた。彼の業績をしっかり受け継ぎ2025年に向けて地域包括ケアの取り組みを進めたい」と今後の意気込みを語った。長岡福祉協会の田宮崇理事長なども小山氏との思い出話を紹介した。
対馬氏と藤原氏は今後も「3人会」を継続していくとした。
この記事は有料会員記事です。
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow @kj_shimbun会員向けコンテンツです。ログインしてください