ソラスト(東京都港区)は10月24日、日本ケアリンク(同千代田区)の全株式を11月30日付で取得し、子会社化すると発表した。概算の取得価格は20億1500万円。
日本ケアリンクは「せらび」のブランド名で、グループホームや小規模多機能型居宅介護、有料老人ホームなどの施設系サービスを首都圏で39ヵ所展開している。2017年3月期の経常利益は6600万円だったが、それ以前は赤字続きとなっていた。
今回の株式取得により、ソラストが首都圏で運営する介護事業所は217ヵ所となる。同社はこれまで在宅系サービスを中心に展開してきたが、施設系サービスの拡充に乗り出した。施設を拠点にドミナント強化し、首都圏における「地域トータルケア」の実現に向かって加速している。
なお、ソラストは、先月31日付でベストケアを子会社化しており、「今後もスピード感のある事業拡大を推進する」としている。同社の主な株主構成は、大東建託が34.9%、東邦ホールディングスが10.7%、日本トラスティ・サービス信託が4.0%。
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