SOMPOケア　「食」の研究機関開設

栄養マネジメントに重点

　SOMPOケアグループのSOMPOケアメッセージ(東京都品川区)とSOMPOケアネクスト(同)は3月2日、食事や栄養に関する企画・商品開発およびスタッフの研修を行う機関として、「SOMPOケア　FOOD　LAB」を東京都港区に開設した。

　2016年5月にSOMPOケアネクストが開設した「SOMPOケア　テストキッチン」では、メニューの企画・開発から試食会、調理講習までを行ってきたが、グループ全体で栄養マネジメントに取り組めるよう、規模を拡大した。

　SOMPOケアネクストは、旧ワタミの介護の頃から食事に関するノウハウを蓄積している。海外でもその取り組みを紹介しており、今後も社外への発信も視野に、重点的に強化する方針。

　同施設の開設式において、奥村幹夫介護・ヘルスケア事業オーナーは「メニュー開発前に行っている役員の試食会は隔月で実施している。今後も新規メニュー開発は年に10品のペースで行い、利用者にはより一層食事を楽しんでもらいたい」と体制拡充への意欲を見せた。