シンポジウムで方針
一般社団法人日本慢性期医療協会(東京都新宿区)は組織内部に「日本介護医療院協会」を設立。2日に設立記念シンポジウムを開催した。
シンポジウムは「新たなモデル『介護医療院』の創設と展望」と題して行われた。座長は日本介護医療院協会の江澤和彦会長が務めた。シンポジストは厚生労働省の鈴木康祐医務技監、公益社団法人日本医師会(同文京区)鈴木邦彦常任理事、日本慢性期医療協会の武久洋三会長、安藤高夫衆議院議員が登壇した。
介護医療院について江澤会長は「介護医療院は入居者の住まいと介護を医療が下支えする新たなモデルとして創設されました。介護医療院に転換することで、生活施設として機能する必要があり、入居者の生活環境を考慮しなければなりません」と話した。
武久会長は「介護医療院は医療施設的な側面を持ちながら、介護サービスが受けられる。慢性期病院は地域のニーズに応えるため、介護医療院などと組み合わせ、慢性期多機能型病院に移行するべき」と話した。
協会の今後については「介護医療院の役割は、皆に共有されていません。協会では研修会などで、転換時の好事例の発信や共有するべき理念を模索しながら運営していきます」(江澤会長)
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