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 シーディーアイ(東京都中央区)は、自立支援を目指すケアデザイン人工知能「CDI Platform MAIA」の実証版を開発した。全国15法人が試験導入し、38事業所、104人のケアマネジャーが、ケアマネジメントの現場で利用する。

ケアマネ104人は現場で実証
 シーディーアイが開発した「CDI Platform MAIA」は、ケアプラン作成を支援する人工知能。過去の要介護者のケアプランなどを学習し、自立支援や重度化予防に繋がるケアプランを生成し、ケアマネジャーに提供する。
 今回は、この実証版を全国15法人で試験導入。これらのケアマネジメントの現場で、104人のケアマネジャーが使用、実証を行う。具体的には、ケアマネジャーが要介護認定の74項目の調査結果をインプットし、AIによってケアプランを作成。利用者の状態や希望など様々な要素を加味して調整、提供する。プランに則ったケア提供後の身体状況の改善、ケアマネジャー業務の変化も調査する。

 

 なお、同社ではこれに先立つ2017年11月、愛知県豊橋市で同様の実証プロジェクトを実施している。今回の案件では、これを広域で行う。ケアプランの妥当性や家族の受け入れ状況など、ケアマネジャーからの意見を聞き取り、そこに地域による相違がどの程度あるか検証。製品化プロセスにフィードバックするという。
 「職人的な暗黙知への依存から、AIによる共通知へ。ケアプランの作成支援によって、ケアマネジャーの負担軽減と専門性の高い業務への専念に、寄与したい」(同社経営戦略室)とし、今年の秋以降をめどに製品化、流通開始を図るという。

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