自治体への活用呼びかけ
早稲田エルダリーヘルス事業団(東京都港区)は、歩行解析と運動プログラムを組み合わせたパッケージ「AYUMIEYE」の自治体への展開に注力する。
「AYUMIEYE」は、センサー技術を用いた歩行解析装置を装着して10メートルほど歩くことで、対象者の歩行を「推進力」「左右バランス」「歩行リズム」に分析し、可視化する。さらに、個々の結果や状態に合わせて、歩行機能の改善を目指す運動プログラムを提供している。
自社のブランドのデイ・早稲田イーライフで展開するほか、介護事業者を主な販売対象としてきたが「一部の自治体で、予防事業やコミュニティ創りに導入されており、参加住民からの反応も上々。手応えを感じている」(筒井祐智社長)と本格的な地域事業への展開を決めた。新たにイベント用のレンタルプランも5万円(3回利用可能)で用意した。
先行事例としては、自治体からの受託による運動教室、薬局や地域包括支援センターと協働した体力測定イベント、ショッピングモールにおける健康コミュニティなどで活用されてきた。特に、東京都大田区から受託する「シニアステーション」における運動教室では、継続的な参加者が多く、要望が多かったことから開催頻度を昨年の月1ペースから週1に増やしたという。
「アウトプットがシンプルで、結果に繋がるため、受講を楽しみにしている住民が多いようだ。人を呼ぶツールとして積極活用してもらいたい」(筒井社長)
この記事は有料会員記事です。
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow @kj_shimbun会員向けコンテンツです。ログインしてください