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ソラスト(東京都港区)は10月1日、グループホームや有料老人ホームを全国14ヵ所で展開するJAWA(同)を子会社化した。また同日、チャーム・ケア・コーポレーション(大阪市/以下・チャーム)が運営する大阪の2施設を譲受したことも発表した。同社では2030年までに介護事業売上1500億円を目指し、積極的なM&Aを進めていく。

 

 

チャームのホーム2棟も譲渡
ソラストは今年8月末現在で関東・関西圏、名古屋を中心に全国で357事業所を展開している。売上高は2018年3月期で743億円。同社では、M&Aによる介護事業の拡大を進めており、2030年を目標に全社売上で1500億円、行政区で現状の87エリアから300エリアへ進出を目指す。その中で、現在最大の事業である医療事務から介護事業を中心に位置づけ直すことも明言している。
また、現在比重を置く在宅系サービスから進出エリアにおける訪問介護、デイサービス、居宅介護支援、グループホーム、有料老人ホームなどをそれぞれ1つ以上配置するサービスのフルライン化も掲げている。昨年は、ベストケア、日本ケアリンクを子会社化した。

 

今回、完全子会社化したJAWAは大阪府、愛媛県、兵庫県など全国9都道府県でグループホームや介護付有料老人ホームなど14事業所を展開する。年間売上高は14億円を見込む。買収価格は非公開。同社によると「愛媛県が拠点のベストケアを子会社化していたこともあり、入居系施設の拡充、エリア拡大を目指す方針に適っていた」ことが決め手となった。

 

また、同日チャームから譲受した2施設は大阪府内にある介護付有料老人ホーム「チャーム守口おおくぼ」と「チャーム河内長野」。チャームは近年高価格帯ホームブランド「チャームプレミア」に注力している。2施設の譲渡についてチャームは、「『守口』は創業当初からある低価格帯のホームであり、『河内長野』は他社から事業譲受したものの事業方針の変更があり、ドミナント展開するエリアから孤立していた。こうした状況からソラストの申し出に応じた」としている。

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