社会福祉法人あかね(兵庫県尼崎市)、社会福祉法人基弘会(大阪市)、セーフセクション(東大阪市)、シニアライフアシスト(高松市)、の4法人は、介護人材の採用活動において提携。「採用同盟」として各法人の人事部が協力、人材確保、また介護業界の魅力を訴求していく。
まずは各法人の人事担当者が交流を始める。定期的な会合を開き採用におけるアイデア・ノウハウを共有する。その上で、採用のための学校訪問をエリアで分け、1校に訪問した際に4法人分の紹介をそれぞれが行うことで効率化を図る。
就職説明会などは1法人ではなく4法人合同で出展するなどしてコストを削減していく計画もある。求職者にとってもまとめて特色を知ることができる機会となる。
「応募者の人柄が良くても各法人には特徴があり、向き不向きがある。そうしたときは協力法人に紹介できる」(社会福祉法人あかね・松本真希子理事長)
国内の人材マーケットは「超売り手」市場。比較的離職率が高い介護業界では人材採用にかけるコストも大きい。今回の取り組みは法人の枠を超えて介護業界の魅力を訴求するだけでなく、採用コストについても一定程度の削減効果を見込む。
スタート時は4法人を予定しているが、関西の大手介護会社も参画予定で、「経営層が取り組みにしっかりコミットできる法人であれば協力法人を増やしていく」(松本理事長)
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