三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は、千葉県内最大となる473戸の有料老人ホームの工事に着手した。2021年秋の開設予定。千葉県南部の基幹病院である亀田総合病院を中核とする亀田グループなどと連携し医療・介護サービスを提供していく。
千葉県鴨川市の太平洋沿いで敷地面積8000坪超、標高46メートルの高台に地上22階、地下1階のSRS造で建築する。居室面積は40~110平米台と広めの設計。特定施設の枠を持つが当初409戸が一般居室、64戸を介護居室とする。
介護については亀田グループの社会福祉法人太陽会がサービス提供を行う予定。また、建物内に同グループの医療法人鉄蕉会が診療所を開設するほか、約1・5キロの距離にある亀田クリニック、900床を有する亀田総合病院と連携して健康管理から緊急時の受け入れ体制までを整える。
「シニアのためのサービスレジデンス」として、自立高齢者をメインターゲットとする。レストラン、ラウンジ、バーのほか、プール、大浴場・露天風呂、多目的ホール、アトリエ、ビリヤード、麻雀ルーム、ピアノルーム、ライブラリーなどの娯楽施設を充実させる。約670坪の中庭は専門のデザイナーを入れ趣向を凝らしたスペースとしていく。
また、フィットネススタジオやプールを利用した介護予防や個別リハビリサービスなども用意し、健康寿命の延伸に注力。入居者が外出しやすいよう地域巡回バスや東京都心部への送迎サービスなども計画している。
三井不動産レジデンシャルは来年6月、同社運営第1号物件となる高齢者住宅(サービス付き高齢者向け住宅70室)を東京都杉並区に開設する。今回着工した鴨川は第2号物件。
この記事は有料会員記事です。
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow @kj_shimbun会員向けコンテンツです。ログインしてください