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mediVRと連携
ワイズ(東京都港区)は1月29日・30日、バーチャルリアリティ(VR)技術を活用したリハビリ体験会を開催した。脳梗塞や脳出血など脳血管疾患後遺症による歩行困難の改善を医学的根拠に基づきながらゲーム感覚で実施できる。会場は「脳梗塞リハビリセンター赤坂」。

 

リハビリ・ヘルスケア事業を展開するワイズは、VR等の映像化技術を応用した医療機器、医療システムの企画、開発、販売を行っているmediVRと連携。デュアルタスク型運動リハビリテーション医療機器(以下mediVR)を用い、医療・介護従事者にリハビリを体験してもらった。
mediVRを使用することで、体幹コントロールやデュアルタスクの訓練が簡単に行える。使用法は座位でヘッドマウントディスプレイを付け、利用者の可動範囲などを個別に設定。手元のセンサーを動かしゲームをしながらリハビリ訓練を行う。結果的に車いすでの姿勢保持や歩行などに必要なトレーニングとなる。VRを臨床に応用し、姿勢バランスと二重課題型の認知能力(デュアルタスク)を定量的に測定・評価する。

 

 

mediVRは経済産業省が主催したジャパンヘルスケアビジネスコンテスト2018年でグランプリを受賞。ワイズでは順次mediVRの導入を検討。成果の蓄積・データ検証も行っていく。

 

循環器内科専門医でmediVRの原正彦社長は、「この機器を用いて多くの方に楽しみながらリハビリに継続的に取り組んでもらいたい」と抱負を語った。
機器の導入費用は1台350万円で、次年度以降はサーバー利用料として年間120万がかかる。

 

ワイズは、脳血管疾患後遺症に悩む人を対象に、鍼灸、理学療法士による施術・運動トレーニングを組み合わせた完全マンツーマンのオーダーメイドリハビリを保険外サービスとして提供。現在、首都圏を中心に12ヵ所で「脳梗塞リハビリセンター」を展開。今月、大阪のリーガロイヤルホテル、来月には東京・阿佐ヶ谷にも開設を予定。直近3年以内で50店舗を計画している。

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