内閣府は先月、全国の60歳以上の男女を対象に実施した「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」の結果を発表した。これによると、約7割の高齢者が健康、スポーツ、趣味、地域行事などの社会参加活動に「参加したい」と思っていることが明らかになった。
この調査は昨年11月に実施されたもので、有効回答数は1999(66・6%)。「活動に参加したい」と思っている人は60代では80・4%、70代では70・2%、80代では52・9%と年齢が高くなるとともに減少している一方で、どの層でも大半以上の高齢者が社会活動に参加したいと思っている。
参加したいと思う活動を内容別にみると、「健康・スポーツ」が44・7%と最多。次いで、「趣味」が26・3%、「地域行事」が19・1%と高い割合を占めた。
生きがい(喜びや楽しみ)をどの程度感じているかについては、約8割の高齢者が「感じている」と回答。なかでも「孫など家族との団らんの時」が48・8%と最多。次いで「趣味やスポーツに熱中している時」が44・7%、「友人や知人と食事、雑談している時」が41・8%だった。就労への意識については、29・5%の高齢者が「働けるうちはいつまでも(働きたい)」と思っていることがわかった。
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