学研ココファンホールディングス(東京都品川区)は医療法人社団悠翔会(同港区)と合弁で訪問看護事業を手掛ける新会社を10月1日設立した。第1号事業所は来年2月横浜市内に開設予定。
新会社の社名は学研ココファン・ナーシング。資本金は3000万円で学研ココファンHDが66%、悠翔会グループのヒューマンライフ・マネジメントが34%出資。学研ココファン五郎丸徹社長が代表を務める。
来年2月、学研ココファンが運営する横浜市のサービス付き高齢者向け住宅「ココファン横浜鶴見」に第1号事業所を開設する予定。同物件居住者はもとより、「横浜前里」「日吉」など周囲の学研ココファン運営のサ付き住宅入居者、さらには近隣住民へ看護サービスを提供していく。
「今後も、学研ココファンがサ付き住宅をドミナント展開している地域で開設を進めていく。初年度の開設目標は6ヵ所。4年以内に30拠点体制とし、売上高10億円を目指したい」(五郎丸社長)
今回の合弁会社設立の動機・目的について、悠翔会佐々木淳理事長は「医療では『患者の生活に寄り添う』ことは不可能で、訪問看護が不可欠になる。学研ココファンとはすでにいくつかのサ付き住宅で提携医療機関として在宅医療を提供しているが、高齢者ケアのあり方などにおいて理念や目標が合致するところが多く、非常にスムーズな連携が行えている」とコメントする。
また、学研ココファンホールディングス小早川仁社長は「高齢者住宅に医療対応・重度者対応が求められていることに加え、『拠点型サ高住』の普及拡大のためにも訪看は不可欠。予防医療の積極推進で、社会保障費の抑制にも寄与したい」と期待を寄せた。
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