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 調剤薬局、医薬品卸、介護事業などを展開するメディカル一光(津市)は9月1日、子会社のヘルスケア・キャピタルを通じて、グループホームなどを運営するウェルフェアー(京都市)の全株式を取得した。

 ウェルフェアーは1976年の設立。京都・滋賀・兵庫・広島の4県でグループホーム4施設・デイサービス10ヵ所・居宅介護支援7ヵ所を運営している。2016年5月期の売上高は11億5000万円。

 メディカル一光は、子会社のヘルスケア一光を通じて2007年に介護事業に参入。鳥取県米子市のハピネライフケアを買収するなど、M&Aで事業を拡大させてきた。今回のウェルフェアー取得により、介護事業の展開エリアは関西・中国を中心に2府6県、運営する住宅の総定員数は946となった。

 同社の2016年2月期のヘルスケア事業の売上高は約43億円だが、17年2月期は53億円弱、18年2月期は61億円弱を見込むなど積極的に事業を拡大させていく考えだ。

 「特に、岡山県が空白地域となっているため、まずはここに事業拠点を構えたいと考えています」(南野利久社長)

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