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 大和証券グループ(東京都千代田区)をスポンサーとする不動産投資ファンドの日本ヘルスケア投資法人は10月1日、東京証券取引所より上場承認を得た。上場は11月5日を予定。高齢者施設・病院などのヘルスケア関連施設に特化して投資するファンドとしては初の上場となる。

 日本ヘルスケア投資法人は今年1月設立。大和リアル・エステート・アセット・マネジメント(東京都中央区)が資産運用会社となり、今年3月28日に有料ホーム8棟・90億円の資産規模で私募ファンドとして運用を開始していた。なお、アドバイザーとして、日本国内のヘルスケア施設を対象にしたファンド運用で実績のあるエイ・アイ・ピー・ジャパン(東京都港区)がサポートしている。

 現在、日本国内の株式市場に上場している不動産投資ファンド(J‐REIT)のうち、一部の銘柄がヘルスケア施設を投資対象としているが、ヘルスケア施設特化銘柄は今回が初となる。また、同銘柄以外にも複数の銘柄が上場を目指している。

 ヘルスケアファンドが盛んになれば、介護事業者や医療法人は、保有施設をファンドに売却して資金を調達することが可能になるため、施設の開設を加速させることが可能となる。また、建物保有者が資金力のあるファンドになることで、施設の改修なども進むことが予想される。

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