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「アクション興せる環境つくる」
介護に志を持つ若者のコミュニティ「KAIGO LEADERS」を運営するJoin for Kaigo(東京都文京区)の秋本可愛社長は、2月19日、「第10回若者力大賞」を受賞した。

若者力大賞とは、社会をより良くするために活躍する若者と、その指導者を顕彰することを通じて、社会全体で若者を応援し、その才能の芽を伸ばすことの大切さを社会啓発することを目的に、公益財団法人日本ユースリーダー協会(東京都港区)が主催するもの。今までに、プロ野球選手の田中将大氏やタレントの山口もえ氏、歌手の平原綾香氏などといった著名人が受賞している。
秋本社長に受賞の心境や今後の活動についてインタビューした。

---受賞した感想は。
秋本 大賞は「KAIGO LEADERS」のメンバーも含め、一緒に受賞したもの。介護がポジティブに取り上げられ、嬉しい。

---現在の組織の規模と主な活動は何か。
秋本 有給のメンバーは5名、ボランティアメンバーは40名。
現場のスタッフ、家族や学生など、いろいろな立場の人が、アクションを起こしやすい環境づくりに励んでいる。例えば、現場の人は課題に気づきやすいが、なかなか解決につながらないこともある。今後はより連携を強め、課題解決につながるようにしていきたい。

また、各地には面白いプレイヤーが沢山いるため、その人たちが活躍できるようにしていきたい。例えば、首藤義敬社長が運営するサービス付き高齢者住宅「はっぴーの家ろっけん」(神戸市)には、毎日200名程が訪れているという。ここでは、シェアオフィスがあったり、子供が遊んでいたりと、多世代の人が交流する風景がある。これは、入居者の中に「人が沢山見える」という症状を訴えている人がいることをきっかけに、「それでは本当に施設の中をいろいろな人でいっぱいにしよう」という考えから始まったもの。そのようなアイデアを実現していく、面白いプレイヤーを紹介していきたい。

活動拠点については、現在の東京、大阪以外に、金沢や名古屋、仙台など全国8支部を立ち上げる計画だ。

---今後の予定は。
秋本 4月28日に、平成最後のイベントとして「KAIGO LEADERS FORUM」を行う。当日はあおいけあの加藤忠相社長やウェルモの鹿野佑介社長が登壇する。
課題解決に向けては、現場の人たちの知恵が不可欠。現場のスタッフがより意見を述べやすいような空気をつくっていきたい。

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