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ユマニチュード実践へ
ソニー・ライフケアグループで介護付有料老人ホームが主力のプラウドライフ(横浜市)は、約5年振りに新規施設を開設する。また、サービス品質向上へ向け、ユマニチュードの実践に向けた取り組みを開始した。

23区内で初/27拠点目
今年の12月に、同社が展開する「はなことば」シリーズの27拠点目を東京都練馬区に開設する。2015年1月に神奈川県横須賀市で開設して以来約5年振り。
新施設は鉄骨造2階建ての介護付きホームで全49室、居室面積は17平米となっている。同社初となる居室内見守りセンサーを導入する。料金は一時金無しプランの場合、家賃・管理費・食費含め月額27万9000円。
今後も条件に合えば積極的に開設していく意向だ。

同社はこれまで開発を控えてきた傍ら、サービス品質の向上に努め、教育研修・人財育成を強化してきた。その一環として、フランス人のイヴ・ジネスト氏が提唱する「ユマニチュード」の取り組みを開始。知覚・感情・言語による包括的ケア技法として、ユマニチュードは日本でも広く認知されている。

国内ではAI企業のエクサウィザーズが研修機関として実践者などを育成。プラウドライフは4月より「ユマニチュード実践者育成コース」に選抜者6名を派遣、研修修了しだい自施設で取り組んでいく。

また、5月22日にはイヴ・ジネスト氏本人と、ジネスト・マレスコッティ研究所日本支部の本田美和子代表がプラウドライフの本社を訪れ、社内研修を実施した。
薗田宏社長はユマニチュードの導入について「認知症対応だけではなく、接遇・ホスピタリティなど人を思う気持ちにも好影響を与える」と感想を述べた。

プラウドライフの前身はゆうあいホールディングス。2017年にソニー・ライフケアグループとなった。現在、神奈川・東京・群馬・新潟・宮城・山形で26施設を展開。薗田社長は前身のゆうあいHDからの生え抜きで現場経験も長い。業界団体の一般社団法人全国介護付きホーム協会の理事も務めている。

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