住友林業(東京都千代田区)は、神戸製鋼所(神戸市)から神鋼ケアライフ(同)の発行済株式66・7%を今月28日に取得する予定だ。
同社は、介護事業を注力分野のひとつとすることを中期経営計画で示している。連結子会社のフィルケアを中心に、2019年3月期までに有料老人ホームを現在の12施設から20施設へ、デイサービスを3施設から10施設へ増設する目標だ。
神鋼ケアライフは1991年設立の神戸製鋼所の連結子会社。介護付有料老人ホーム3施設、居宅介護支援や訪問看護・介護、福祉用具貸与・販売、住宅改修、デイサービスの在宅介護サービス事業所8施設を展開している。2016年3月期の売上高は約50億円。
今回の株式取得は、介護事業の更なる拡大を目指すもの。同時に、阪神エリアでの事業基盤を確立する。神鋼ケアライフが運営する大規模・医療連携型の自立高齢者向け有料老人ホームに加え、今後は保険外のサービスも含めた在宅サービスへ進出する。「今回の買収を踏まえ、認知症対応や医療的サービス等の介護ニーズの多様化に対応できる体制を整えたい」としている。
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