シニア向け分譲マンションの中古流通も順調
シニア向け分譲マンション販売・運営のフージャースケアデザイン(東京都中央区)は、今年12月から2021年3月までに新たに5棟・1120戸のシニア向け分譲マンションを開発する。
今年12月の東京都国立市の228戸を皮切りに、相模原市に233戸、横浜市に186戸、千葉県船橋市に207戸、さいたま市に266戸を開設する。
初の試みとして国立に9戸、相模原に25戸の賃貸住宅を併設させる。
同社はこれまでに「デュオセーヌ」ブランドのシニア向け分譲マンションを東京・千葉・茨城で展開。あらたな開発により1都3県と茨城県に物件を設けることになる。既存物件を含め、運営戸数は9棟・1858戸となる。
同社が1号物件を開発してからまだ5年程度。ある物件では3割の入居者が入れ替わるなど中古市場の流通も順調。「今後10年程度マーケットは底堅いのではないか」(佐藤多聞社長)と予測する。さらに他社が開発を進め供給が増えることで、ユーザーの比較検討の幅も広がってくるだろう。
シニア向け分譲マンションを購入する層には、やはり所有権に魅力を感じる人が多い。また、老人ホームではなく自立した生活がイメージできるということもあるようだ。
サービス付き高齢者向け住宅については、「介護」のイメージがあり老人ホーム同様に敬遠する層も一定数存在する。
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