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クラウド型介護医療システムのカナミックネットワーク(東京都渋谷区)は、介護運営のシフト組みの段階で不足人員を把握し、リアルタイムで求人ができるサービスを開始する。介護・看護、シニア人材に強いキャリア(東京都新宿区)と提携。同社の人材データベースを活用する。

カナミックユーザーである介護事業所がシステム上でシフトに入力をすると、人材が不足している時間・曜日・職種が一目でわかる。これをそのまま求人情報としてキャリア社が人材データベースと照合、マッチングを行う。事業者は都度求人を出す必要がなく、業務負担を軽減できる。

非常勤比率が高い介護業界では、スタッフに合わせて勤務日数・時間などを細かく調整する必要があり、管理者クラスはシフト組み・求人だけでも負担が大きい。

キャリア社は介護・看護職、約1万2000名の求職者データを保有。この中から求人側に合った人材を供給していく。キャリア社の溝部正太社長は「潜在介護・看護職の復職をサポートすることが1番の目的」と話しており、まずはパートタイムなどで復職のきっかけを作り、最終的には現場に戻ってもらう画を描く。これまでの事例から、復職した人が定着できるよう、仕事の切り出しなどの支援も行う予定だ。

 

 

また、同社では働く意欲のあるシニア人材の登録データ約6万名分を活かし、短時間勤務の多い厨房など間接業務での人材供給も見据える。

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