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ベネッセスタイルケア(東京都新宿区)の社内シンクタンク「ベネッセ シニア・介護研究所」は10月31日、人材紹介のパーソルグループのシンクタンクであるパーソル総合研究所(同渋谷区)と共同研究を開始した。介護業界全体の雇用競争力強化を目的としたもので、介護人材の成長とキャリアに関する調査・研究を広く発信していく方針だ。

同プロジェクトでは、介護業界での離職経験者及び現在働く人へのインタビューやアンケート調査を実施し、介護業界における定着のメカニズムを定量・定性の両面から分析する。また、調査結果を基にした職場マネジメントや入職希望者を増やすための採用のあり方なども検討予定。具体的なスケジュールや研究結果公表時期などは未定だという。

両社は、「人手不足解消を促す施策は、新卒者や未経験者の参入と離職者の再就業、現職者の定着促進だ」としている。中でも「現職者の定着促進」は、習熟度向上がもたらす生産性の向上や長く働ける職場風土醸成による新規入職者参入への期待から、効果的な対策と位置付けて取り組んでいく考え。

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