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メディカル・ケア・サービス(さいたま市、以下・MCS)が運営するグループホーム「愛の家」が全国27都道府県259事業所、総居室数4976戸となり、運営居室数日本一となった。今月15日に「グループホーム居室数日本一記念パーティー」が都内で開催され、約250名が参加した。

1999年に設立したMCSは創業当初より「認知症介護」にこだわり、事業の中核を担っているグループホーム、愛の家を中心に介護事業を展開している。高橋誠一会長によると、創業当時、日本は既に深刻な高齢化を迎えており、「高齢者がいきいきと暮らせる社会を作りたい、地域に貢献できることをしていきたい」という想いから運営を決意し、グループホームで業界1位になることを目標にしたと語る。
以降、順調に棟数を増やし、2008年8月には全国100棟目を開設、13年10月に東京都大田区、新潟県三条市、愛知県刈谷市に開設し、グループホーム運営200棟に到達した。

「グループホームの特徴はその町に根差していること。私は介護保険法施行と同時に介護業界へ参入しました。会社設立後1年半で様々な準備を整え、01年に埼玉県の桶川市に1棟目のグループホームを開設。やるからにはとナンバーワンを目指し、実現しました。これからは、『グループホーム運営事業者から認知症専門会社へ』。より専門的で質の高い認知症ケア・認知症予防を手掛けていく方針です。今後は国内だけではなく、海外にもその輪を広げ、積み重ねてきたノウハウでより多くの人達へ私たちの想いとサービスを届けていきたいと思います」(高橋会長)

10年より現社長の山本教雄氏が海外事業統括責任者として中国、東南アジアでの事業推進を担っており、14年12月に中国南通市で開設した100床の介護施設は、日本式サービスが高い評価を受け、16年6月に満床・黒字化を達成し、現在も待機者が絶えない状態が続いているという。

今年は、中国広州市に150床の大型有料老人ホームと、マレーシアへの介護施設の開設計画も進んでいるほか、今後北京市にも2ヵ所の大型有料老人ホーム開設を計画している。

 

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