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ビジテラス(東京都品川区)は、デイサービス利用者の最適送迎ルートを瞬時に作成するソフトを開発した。送迎ルートの確認や送迎車両・担当者の管理を即座に行え、大幅な作業時間の短縮を図れる。クラウド型サービスとして先月から本格的な販売を開始した。

デイサービス利用者の送迎スケジュールの作成や車両・スタッフの選定は、ホワイトボードなどを使い手作業で行うのが一般的。「20~30人規模のデイで20~40分、50人以上なら2、3時間かけているところが多い」(本田社長)という。

優秀な相談員が送迎ルートの確認に多くの時間を割いているのが現状。

「手作業のため、抜けやダブりがあったり、ベストのルートでなかったり不完全なことが多い」。しかもその職員が辞めてしまった場合、「別の職員が一から慣れない仕事をしなければならない」という悩ましい問題を抱えている。

同社が開発した「パッと送迎君」は、簡単な操作で一瞬にして送迎ルートから車両、担当者まで決められるシステム。特許出願済みで、全国の都市で対応可能だ。

使用方法はまず施設住所、利用者、送迎車両、スタッフなどの基本情報を入力。利用者については住所、連絡先、利用曜日の他、長時間の乗車が可能か、車いす利用などをチェック。迎え時間や自宅で引き受ける時間の設定も可能。注意事項で「玄関で薬を受け取る」といった記載をすることもできる。

送迎車両は普通車・大型車、乗車人数などの情報とともに、運転手を登録。日にちと時間枠を設定し、スタッフを選定すれば、車両ごとに最適なルートを計算。地図表示することもできる。

クラウド型サービスで利用料は1事業所あたり月額8700円。利用者数、車両数、スタッフ数に制限はない。利用者の登録については既存の介護システムと連動して取り込むことができる。現在1ヵ月無料トライアルを実施中。

本田氏は前職まで全国の介護事業所の開設・運営コンサルティングを手掛けてきた経験を活かし、昨年起業。今回のシステムはこれまで関わってきた施設の要望を最大限採り入れ開発に至った。

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