社会福祉法人伸こう福祉会(横浜市)は9月1日付で法人内に国際業務推進室を設置した。海外からの研修生を運営施設で受け入れるほか、法人内の外国籍職員の支援を充実させるなど事業の国際化を進めていく。
室長には片山ます江専務理事が就任。同室には2ヵ国語が話せるバイリンガルの職員を配置するほか、中国国籍やベネズエラ国籍を持つ職員が支援に加わる。
具体的な業務内容として(1)海外からの研修生受け入れや海外の介護手法の習得、(2)法人内の外国籍スタッフのサポート、(3)社会起業家支援団体「アショカ」及び「シュワブ」の活動支援、を行っていく。
第一弾として11月にオーストラリアの福祉系専門学校の学生4名を受け入れ、運営する介護施設での研修を行う予定。さらに今後は、伸こう福祉会の介護サービスを海外に発信することを検討していく。
同法人では外国籍の職員の採用を積極的に進めており、今年8月現在で38名が所属、これは全体の4%にあたる。ペルー、フィリピンなど11ヵ国の外国籍職員がいるため、今後は法人内の情報伝達手段の多言語化を進めていく。
さらに不定期開催している外国籍職員の交流会の拡充も予定しており、職場環境の向上を図っていく。
この記事は有料会員記事です。
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow @kj_shimbun会員向けコンテンツです。ログインしてください