ほとんどの高齢者が食事を3食しっかり摂っている一方、4人に1人が1人で食事する「孤食」状態であることが、NPO法人老いの工学研究所(大阪市)の調べで分かった。
生活実態について65~91歳の高齢者587名に聞いたところ、年代を問わず規則正しく3食摂っている人が9割を超えた。一緒に食事をする人を聞いたところ、1人が24%おり、その86%が一人暮らしだった。
また、一人暮らしの人の孤食は男性が63%、女性が44%で男性の割合が高かった。食事で重視することについては、「栄養バランス」「素材の良さ、素材への安心感」と健康面での安心を求める傾向が顕著にあらわれた。
調査では1日に会話する人数も聞いており、平均は3・6人。0人は5%だが、年代が上がるにつれて、1日誰とも会話しない人が増えていた。
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