医療法人社団はなまる会(東京都世田谷区)は今月、都内にサービス付き高齢者向け住宅を開設した。特定施設入居者生活介護も取得。同法人が運営するクリニックや地元の病院との連携を図る。6月14日に竣工記念パーティを開催した。
施設名称は「ひだまりガーデン南町田」。町田市鶴間に開設。5階建てで居室数は全89室(定員95名、二人入居用6室含む)。大和ハウス工業が建築した。
居室面積は20~22平米(二人入居用は約40平米)。各居室にトイレ、シャワー、洗面所、ナースコールを装備。二人用には浴室も備えた。
看護師が24時間365日常駐。同法人が世田谷区で開設するクリニックを中心に、近隣の南町田病院や歯科医院と医療連携を図る。認知症ケアにも注力。認知症介護指導者が中心となり、医師、看護師、介護士、ケアマネジャーらで最適な個別ケアを提供。看取りまでサポートする。
介護予防に特化したリハビリ機器や理美容室、バーラウンジ、足湯スペースなどを完備。敷地内に季節の花が咲く庭園や菜園を設け、自然にあふれた環境を提供。食事は地域の契約農家や産地直送の新鮮な食材を使用する。
入居費用の基本プランは前払い居室等利用料が898万8000円(償却期間84ヵ月、初期償却なし)。月額利用料は自立者が17万5000円(共益費4万円、食費7万5600円、フロントサービス等の費用が3万2400円、生活相談・緊急時対応サービス費2万7000円)。要支援・要介護者が19万1200円(上乗せ介護費用4万3200円など)。前払い居室等利用料がないゼロプランも用意。自立者の場合、月額利用料は居室等利用料、共益費、食費などで28万2000円、要支援・要介護者の場合、同29万8200円。
竣工記念パーティには石阪丈一・町田市市長が訪れ、「介護と医療を両方手掛けている法人の存在は大きい」と施設への期待感を表した。はなまる会グループ代表の山田孝氏や同法人理事長の藤江俊雄氏、南町田病院院長の岩原信一郎氏らがあいさつした。
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