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 ソニーフィナンシャルホールディングス(SFHD)傘下の、ライフケアデザイン(東京都渋谷区)は自社開発第1号となる高齢者施設の概要を発表した。来年4月に東京都世田谷区で介護付有料老人ホーム(特定施設申請予定)を開設する予定だ。

 物件名は「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」。小田急線祖師ヶ谷大蔵駅より徒歩4分の好立地で、鉄筋コンクリート造3階建て。居室数は46(定員48人)。費用は、月額均等払いの場合で月50万円程度を想定している。また、入居検討者のニーズに合わせ、初期償却制度の無い前払い金制度の導入も検討する。

 特徴は人員配置は2対1以上、24時間看護師常駐などの手厚い配置や、入居者一人ひとりの「自分らしい生活」を支える「ライフマネージャー」の配置など。また、リフトなど介護機器の積極的な導入による「持ち上げない介護」を推進、腰痛防止などスタッフの負担軽減にも取り組む。

 SFHDでは、生命保険、損害保険、銀行に続く4本目の事業の柱として介護に注目し、100%出資でソニー・ライフケアを設立。ライフケアデザインはその100%子会社。

 現在、事業承継により、横浜市で介護付有料老人ホーム「ぴあはーと藤が丘」を運営しているが、新設は今回が初。今後は「ソナーレ」ブランドで、1都3県で事業展開を図っていくが「ぴあはーと藤が丘の周辺など、『ぴあはーと』ブランドが広く知られているエリアでは、ぴあはーとの名称を用いるなど、両ブランドを上手く使い分けていきます」(ソニー・ライフケア中静道子マネジャー)との考えだ。

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