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 ケアサービス(東京都大田区)は11月16日に都内で2016年3月期第2四半期決算説明会を開催した。

 業績については増収減益。売上高40億9300万円(前期比8・6%増)、営業利益9900万円(前期比16・5%減)、経常利益1億300万円(前期比12・8%減)となった。

 営業利益の増減分析としては、パート従業員の正社員化などによる経費増や、前期に開設したサービス付き高齢者向け住宅「フォーライフ草加」における入居者数の伸び悩みを挙げた。

 介護報酬改定の影響について福原敏雄代表取締役は「報酬改定直後から各種加算の取得を図り、収入増に転じた」と述べた。具体的には、デイサービス全53事業所のうち、サービス提供体制強化加算を取得したのが48事業所、中重度者ケア体制加算を取得したのが45事業所に上った。

 また、同社は都内でデイサービスのドミナント展開を行っており、対象地域が今回の改定で介護保険単価地域区分の上乗せ率が18%から20%に増加した影響も大きいという。この結果、デイサービス1回単価は前年同期比57円増額(0・55%増)となった。
中国事業展開今年8月より

 中期成長戦略の一つとして、中国での日本式介護の提供を目指し、8月に中国の上海市に同社の100%子会社「上海福原護理服務有限公司」を設立。訪問入浴事業、訪問介護事業の開始に向けて準備を進めている。なお、ターゲットは沿岸部の富裕層としている。

 ほかの戦略として、デイサービスの日曜営業を紹介。現在、7事業所で展開している。平日が満員で利用できなかった人でも利用できると好評で、今後も規模を拡大していく方針。

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