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 不動産事業のラ・アトレ(東京都港区)と北海道で高齢者住宅事業を展開する光ハイツ・ヴェラス(以下・光ハイツ/札幌市)は資本・業務提携を行った。3月31日付けで、ラ・アトレが光ハイツの発行済株式の3・70%を7000万円で取得した。

 ラ・アトレは、2015年3月以降、高齢者向け住宅の土地・建物の取得を進めており、札幌市でも実績がある。今後もこの動きを積極的に進めていく考えであることから、光ハイツとの間で(1)高齢者向け住宅の取得・開発・保有事業において、光ハイツが運営受託及び運営サポートを行う(2)光ハイツに対する不動産情報の提供・入居希望者の紹介(3)両社協働で、高齢者住宅事業者への経営支援やヘルスケアリートの組成を行う、ことで合意した。

 光ハイツは現在、札幌市と小樽市で有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅を合計9棟・1178室運営している。

 本紙では、3月末に光ハイツ森千恵香社長にインタビューを行っているが、その中で、今後の事業展開については(1)比較的高額の有料老人ホームを運営しているというイメージがあったが、自立者向けの「ヴェラス」、要介護者向けの「クオーレ」の2つのブランドをより明確に分化していく(2)築年数の古い物件を中心にした入居費用の見直し(3)訪問介護やデイサービスなど在宅事業の強化、などを掲げている。

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