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 ミサワホーム(東京都新宿区)と三菱UFJリース(同千代田区)が共同出資し、一昨年4月に設立された介護運営会社「トリニティ・ケア」(同新宿区)が、第一弾運営施設となる介護付有料老人ホーム「Brnd New(ブラン・ニュー)杉並・高井戸」(33室)を5月8日に開設する。運営開始に先立ち、4月8日には内覧会が開催された。

 「Brand New(ブラン・ニュー)杉並・高井戸」のコンセプトは「あたらしい あなたらしい 住まい」。入居者のこれまでの生活リズムを尊重し、「昼食は遅めがいい」、「入浴は夕食後にしたい」などの要望に応える。さらに「誕生日に思い出の場所で食事をしたい」といった希望を叶える「あなた専用の日」も用意し、入居者の生活意欲の向上を図る。

 介護度の高い高齢者や認知症患者などを積極的に受け入れるべく、人員配置基準の2倍にあたる1・5対1の手厚い体制を敷く。認知症研究の先駆けである浴風会病院とも連携し、受診を希望する入居者には同病院の医師が定期的に診療を行っていく。

 ミサワホームが手掛けた建物は周囲の街並みに調和する柔らかなデザインで落ち着いた雰囲気を演出している。

 共有スペースや居室には転倒事故の被害を軽減する床材を採用し、ベッドには「眠り・起床・離床」を感知するセンサーを標準装備、適切な見守りやタイムリーなケアを行う。

 浴室は個浴やリフト浴など3種類を用意し身体状況に応じた入浴が可能。災害などの緊急時に備え、かまどに変形するベンチやガスコンロで発電できる非常用発電機も設置した。

 「33室という規模は入居者一人ひとりとしっかりと向き合うことができる適度な環境だと考えている。自己決定や自己実現を尊重しその人らしく生活できる施設を目指したい」(安藤真樹ホーム長)。

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