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ミサワホーム(東京都新宿区)は、北都銀行(秋田市)と同行グループの秋田不動産サービス(同)、秋田信用金庫(同)とともに、秋田市中通におけるCCRC拠点整備事業に向けて、4月17日に連携協定を締結した。

同事業は、JR秋田駅近くの中心市街地という立地を活かして駅前ランドマークにふさわしい拠点施設を建設し、住宅や金融機関、医療・保育施設など複数の機能を盛り込むほか、地域の介護施設などと連携を図ることで、スマートウエルネスや地域包括ケアの実現を目指すのが狙い。

また、駅前から続く商店街や近隣公園などと繋がりを持たせることで、賑わいや多世代交流を促すとともに、秋田市の認定を受けた中心市街地共同住宅供給事業の住まいを施設内に設けることで新しい人の流れを作り、安心して健康に生活できる環境づくりを目指すという。

秋田県は2015年に「あきた未来総合戦略」を策定し「移住・定住対策」や「新たな地域社会の形成」など、人口減少への対応と地方創生に取り組んでいる。秋田市も2016年に「秋田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定。少子高齢化の進行や若者を中心とした県外への転出などにより人口減少の局面にあるなか、高齢化率が全国平均を上回る状態で推移している現状を踏まえ、高齢者が健康でいきいきと暮らせる街づくりに取り組んでいる。

この県や市の政策に基づいて市街地の活性化を図るため、地方創生を重要戦略と位置づけている北都銀行は、同行と秋田信用金庫の所有地において、秋田不動産サービスが事業主体となる「秋田市中通CCRC 拠点整備事業」を計画。ミサワホームは、同事業において総合企画を担当する。ミサワホームは、これまで培ってきた医療・介護・保育などのノウハウを活用しながら、今後、県や市、商工会議所などとともに「秋田市中通地区まちづくり協議会」を設立し、秋田版CCRCの実現を目指していく。

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