厚生労働省は6月20日、2015年度の「介護保険事業状況報告」を公表した。
給付費は9兆976億円で、制度がスタートした2000年度の3兆2427億円から、15年間で約2・8倍に膨らんだ。給付費と利用者の自己負担をあわせた総費用は9兆8326億円。前年度から2439億円増えている。
給付費の内訳は、居宅サービスが4兆6874億円、施設サービスが2兆8483億円、地域密着型サービスが1兆105億円だった。
65歳以上の高齢者1人あたりの給付費は、26・9万円(前年比0・2%減)で、低下は2006年度以来9年ぶり。
厚労省は「介護報酬のマイナス改定や自己負担割合の引き上げなどが影響した」とコメントしている。
この記事は有料会員記事です。
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow @kj_shimbun会員向けコンテンツです。ログインしてください