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東急ウェルネス(東京都渋谷区)は7月1日、「東急ウェリナケア尾山台」を世田谷区に開設。看護師24時間配置、人員配置2対1以上の施設だ。同社の有老開設は7年ぶりで、今期は2カ所開設する。

重度者の入居を想定しているため、ベッドからの転落による事故を防ぐ超低床ベッドや立ち上がりリフト、機械浴を設置している。また、睡眠時の状態把握が可能なセンサーシステム「眠りSCAN」やiPadによる記録ソフトも導入。フロアごとにケアが完結する設計と合わせて、職員負担の少ない効率的なサービス提供が可能だ。人員配置は2対1以上と手厚く、多摩川に面した大きな窓のリビングは、デイサービスの機能も果たす。

医療体制も充実。看護師24時間配置に加え、東急病院をはじめとする5つの医療機関と提携しながら、機能訓練指導員によるリハビリにも注力する。

同社の介護付有老の開設は、2010年以来で2棟目。今年12月には、介護付有老「東急ウェリナケア自由が丘」も開設予定だ。今後、軽度者向けの「東急ウェリナ」と「東急ウェリナケア」を2つの柱として長期的な視野で有料老人ホームを開設していく方針。今期・来期は、今年開設する2棟の稼働率向上に努める考えだという。

施設は地上5階建て、全68室(全室単身向け個室)。費用プランは入居金1728万円、月額27万円など(入居時85~88歳の場合)。居室面積は20・10平米~22・27平米。入居要件は満70歳以上の自立~要介護者。

 

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