社会福祉法人善光会(東京都大田区)は、ソルクシーズ(同港区)が開発・販売している見守りシステムとナースコールの連携について実証を開始した。
実証を行うのは善光会の特別養護老人ホーム「フロース東糀谷」。入居者のベッドやトイレに、ソルクシーズのセンサーを設置し、そのセンサーが「離床」や「離座」を検知すると、ナースコールを通じて職員へ通知されると同時に、クラウドへ情報が送られる。
1ヵ月間の実証で、通知の確度や速度などの信頼性と、業務効率化への影響を検証していく。
システムの実証を通じて、入居者の生活状況や生活環境を定量的・統計的に把握し、質の高いケアの効率的な提供を目指す。
善光会は、介護施設の人手不足の解消や、介護負担の軽減、入居者の自立支援促進などを目的に、「介護ロボット・人工知能研究室」を設置し、積極的に機器やシステムの検証を行っている。「ハイブリッド特別養護老人ホームプロジェクト」と題し、特定ユニットに各種介護ロボット機器を集中的に導入する計画を進めている。介護のオペレーションを詳細に分析し、効果的に機器利用を実施することにより、職員の介護業務時間25%削減を目標としている。
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