高齢者住宅経営者連絡協議会(東京都千代田区)は10月13日、「リビング・オブ・ザ・イヤー2017」の最終審査を都内で開催。大賞に選出されたのは、QOLサービス(広島県福山市)が運営する、ありがとうグループホームとなった。
4回目となる今年のリビング・オブ・ザ・イヤーには、8部門51施設がエントリー。各部門で最優秀賞を受賞した8施設が最終審査に進み、当日の公開プレゼンテーションを行った。
大賞に輝いたのは、「コストパフォーマンス」部門で最優秀賞となり、最多得点を獲得した「ありがとうグループホーム」。開設13年目の同施設の利用料金は、家賃、食費、共益費、水道光熱費を含めて月12万円。費用は抑えながらも高品質なサービスを提供するべく、入居者18名に対し職員19名を配置している。人口40万人以上の51都市で6番目にグループホームが多い広島県福山市において、待機者は82名にも上るという。
今年度の実行委員長を務めた、ツクイの津久井宏社長は「コツコツ積み上げてきたことに加え、利用者の意識の変化や法改正を視野に、より良いサービスを目指す姿勢を感じた。各施設の発表を受けて、経営者として行うべきことを考えていきたい」とコメント。また、「本コンテストは、選考段階において経営者が自ら様々な現場を見るという点で他とは異なる。こうした機会は良い刺激になるため、より多くの人に参加してほしい」と呼びかけた。
なお、各部門と最優秀賞受賞施設は以下の通り。▽介護看護医療サービス部門、住宅型有老「ネクサスコート橋本」▽地域連携部門、サ高住「生活クラブ風の村いなげ」▽食事サービス部門、介護付有老「東急ウェリナ大岡山」▽イノベーション部門、介護付有老「グランフォレスト学芸大学」▽職員評価部門、介護付有老「マザアス南柏」▽入居者の活動と参加部門、住宅型有老「グッドタイムリビング亀戸」▽地球環境貢献部門、特養「クロスハート幸・川崎」
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