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レオパレス21グループのアズ・ライフケア(東京都中野区)は、IT機器を積極導入したデイサービスとショートステイの複合施設「あずみ苑富士」を2月1日に静岡県富士市に開設する。導入機器の効果を測り、今後の開設施設や既存施設で活用を広げていく。

同社は関東・中部エリアに有料老人ホームやデイサービス、ショートステイを広げており、今回の開設で83拠点目となる。「あずみ苑富士」は木造、地上2階建て。1階は1ユニット10人定員のショートステイが2ユニット、2階はデイサービスで定員は開設時20名、設備としては25名のキャパシティを持つ。

外国人の活用とIoTの推進による人材不足の解消をめざしており、今回の開設にあたり採用したシステムはセコムの静脈認証キー「セサモ‐IDf」、パラマウントベッドの睡眠状況検知器「眠りSCAN」、ケアボットの顔認証式見守り防犯システム「LYKAON]など職員負担の軽減を目的としたものが主。各機器の既存導入施設の意見も参考にして採用した。

来期4拠点開設在宅系を中心に
レオパレス21シルバー事業部運営部企画グループの野口和之統括責任者は「当グループの施設はサブリースが基本だが、今回の新施設は土地も建物も自社所有。システム導入を含めてゼロから構築が可能だった。施設での実践をモデルとして、既存・新規施設に広げたい」とコメントする。

同社では来期、在宅系サービスを中心に4拠点の開設を予定しており、静岡県では「あずみ苑富士」に続き、静岡市内にも7月に新拠点を開設する予定だ。

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