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 東京都北区は2月13日、富士通(東京都港区)および富士通北陸システムズ(金沢市)と共同で、AIを活用した介護保険業務の効率化に向けた実証実験を先月より実施していることを発表した。期間は今年3月末まで。

 

 これは、社会保障給付の適正化に向けた取り組みの一環として、従来北区の職員が人手で行っていた介護サービス事業者からの介護給付費請求の指導監督に関する業務を、富士通のAI技術「Zinrai」を活用して効率化することが目的だ。システムエンジニアによる業務知見と、富士通北陸システムズが開発した機械学習技術を活用し、北区の介護保険システムに蓄積された介護事業者からの過去の介護給付費請求データなどを機械学習させ、請求内容の適正性を分析できるモデルを構築。その有効性を検証していく。

 

 北区では今後、「本実証実験で得られる知見を生かし、介護給付費支給業務の効率化を図るとともに、介護サービス事業者が住民に提供するサービスのさらなる充実を目指す」としている。

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